最近、水耕栽培を始めました。水耕栽培は水の管理が大切なのですが、なかなか大変です。
もっと簡単に水を管理したいと思い、今回の方法を考えました。
やっている水耕栽培は図のようにタンクに水を入れ、そこから上にある野菜を育成しているパイプにポンプで水を上げて、そこからタンクに水を戻すというものです。
この水耕栽培で大切なのは、タンクの水を切らさないということです。(当たり前ですが…)
そこでAMAZONで水の流れる量を測定できるセンサを購入し、XIAO ESP32C3というマイコンボードに繋いで、監視することにしました。合わせて、水温と気温がどれだけ上がっているかも見れるようにしました。
目次(クリック)
どうやって監視したか
温度データをどうしようかと、いろいろ考えましたが、PCだけでなく簡単にスマホで見れるようにと、下の図のような構成にしました。
まず構成ですが、それほど収穫の見込める水耕栽培でもないので、ランニングコストは無料で管理できることが前提になっています。ただし、スマホやWiFiやインターネット接続は、家にあるものを使っています。導入にはマイコンボードのESP32や、センサー類は必要になりますが。
まずはデータの保存先ですが、過去のデータ(水温、気温、流量)も見たくなると思い、Google spreadsheetに時刻とデータを保存することにしました。
一番大切なのは水を切らさないことです。万が一、水を切らしてもすぐ知ることです。そのために、水が流れなくなった時には、LINEに通知することにしました。
そして、スマホで簡単に現在の状況(温度、流量)を確認するため、WiFi経由でブラウザで確認できるようにしました。
最後に、マイコンボードの動作状況を確認するために、スマホでBluetooth LE接続しました。
使用したもの[ハード構成]
使用した主なものは、下記のものです。合計で数千円です。
- XIAO ESP32C3・・・・・・マイコンボード
- DS18B20温度センサ (2つ)
- SEN-HZ21WI G1/2・・・・・・水流センサー
Google spreadsheetにデータ保存
時刻、気温、水温、流量をGoogle spreadsheetに保存しました。スマホで確認すると、こんな感じ。
グラフでも見れます。
スマホで水の流れていることを確認[ブラウザとwebサーバー]
これをやるまえはタンクを蓋を開けて、流れているかなーって、毎日確認していたのですが何か面倒になってきました。(おいおい、それが水耕栽培だろ) で、スマホで水の流れているのを確認できるようにしました。自分はよく見るところをスマホのブラウザのタブに置いていますので、ブラウザを開いてタブを選択してリロード(下スワイプ)するだけで確認できるので、簡単に確認できます。
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水の流量が減ったらLINEに通知
水の流量が一定値より減った場合は、LINEに通知します。1時間おきに通知することにしました。やってみて判ったのですが、タンクの水量が減ってくると、水の流量が減ってきますので、使い方によってはタンク内の水の残量のセンサーとしても使えます。
マイコンボードの動作状況は、スマホでBluetooth LE経由で確認
マイコンボードの動作状況を確認するため、Bluetooth LEでスマホに接続しました。スマホ側は、Serial Bluetooth Terminalを使用しました。
最後に
今回マイコンボードで温度や流量を見えるようにして、水耕栽培をさらに充実させようと思います。まだ、サニーレタスを一回収穫しただけですが、来年に向けて頑張りたいと思います。
本記事のハード構成
ー>ESP32でGoogle sheetとLineに水耕栽培の水温と流量を通知して管理する方法【ハードウェア】
本記事のスケッチ
ー>ESP32でGoogle sheetとLineに水耕栽培の水温と流量を通知して管理する方法【スケッチ】